外国人に「なぜ?」と聞かれて絶句した日本の習慣

Columns

外国人が本気で不思議がる日本の習慣

「Why do Japanese people do that?」

外国人と話していると、この質問をびっくりするほどよく受けます。

しかも、聞かれる内容がだいたい、私たちが「普通」だと思ってることなんですよね。

普通すぎて、理由なんて考えたことがない。

だから「Why?」と聞かれた瞬間に、固まる。

この記事では、外国人が本気で不思議がる日本の習慣を紹介します。

読みながら、「これ、英語で聞かれたらどう答えるだろう」と考えてみてください。

答えられなくても大丈夫。

答えられないこと自体が、面白い発見です。

「なぜ電車の中で寝るの?」

海外の人が日本に来てまず驚くのがこれ。

電車の中で、スーツ姿のサラリーマンが口を開けて爆睡している。

隣の女性もウトウトしている。

高校生もリュックを抱えて寝ている。

海外では、公共交通機関で寝るのは「危険な行為」です。

荷物を盗まれるかもしれない。

次の駅で降り過ごすかもしれない。

そもそも治安的にありえない。

でも日本では、みんな平気で寝てる。

しかもカバンを膝の上に置いたまま。

「なぜそんなに安心して寝られるの?」と聞かれて、何と答えますか。

「治安がいいから」はわかる。

でも「なぜ治安がいいのか」まで聞かれると、急に難しくなる。

「なぜお店に入ると全員が叫ぶの?」

「いらっしゃいませ!!!」

コンビニでも居酒屋でも洋服屋でも。

入った瞬間に店員全員が一斉に叫ぶ。

海外の人にとって、これは相当衝撃的らしい。

「Are they angry?(怒ってるの?)」と真顔で聞かれたことがあります。

日本人にとっては「歓迎の挨拶」。

でも、説明しようとすると意外と難しい。

「おもてなしの文化で……」と言っても、「じゃあなぜ目も合わせずに叫ぶの?」と返される。

確かに、レジを打ちながら機械的に「いらっしゃいませ」と言ってる店員、いますよね。

あれは歓迎なのか、義務なのか。

「なぜゴミ箱がないのに街がきれいなの?」

これは本当に不思議がられます。

日本の街中にはゴミ箱がほとんどない。

コンビニの前にもなかったりする。

なのに、道にゴミが落ちていない。

海外ではゴミ箱がないと道にゴミが散乱します。

それが普通。

「ゴミ箱がないなら、みんなどこに捨ててるの?」

「持って帰ってる」

「……なぜ?」

「日本人はマナーがいいから」で片づけたくなるけど、それだと「なぜマナーがいいのか」にまた答えられない。

小学校の掃除の時間? 地域の清掃活動? 周りの目を気にする文化?

どれも部分的には正しいけど、1つの答えにまとまらない。

「なぜトイレがあんなにハイテクなの? しかも無料?」

海外の公衆トイレは、有料のことが多い。

しかも、あまりきれいではない。

日本の公衆トイレは無料で、ウォシュレットがついていて、音姫がついていて、便座が温かい。

駅のトイレですらピカピカ。

「This is the best toilet I’ve ever used(人生最高のトイレだった)」と感動する外国人、本当に多いんです。

「なぜ無料なの?」

「なぜこんなにきれいなの?」

「なぜボタンが10個もあるの?」

全部、答えようとすると詰まる。

「日本のトイレメーカーの技術力が……」と言い始めても、「でもなぜ公衆トイレにまでそれを導入するの? 誰が掃除してるの?」と掘られる。

「なぜ”考えておきます”は”No”なの?」

これは文化の違い系で一番有名かもしれません。

日本人が「考えておきます」と言ったら、だいたい断りの意味。

でも英語圏の人は「I’ll think about it」を文字通り受け取る。

「考えてくれるんだ、じゃあ返事を待とう」。

数日後、「どう? 考えてくれた?」と聞かれて、「あ……えっと……」となる。

これを英語で説明しようとすると、日本の「空気を読む文化」「直接的なNoを避ける文化」「相手の面子を潰さない配慮」まで話さないと伝わらない。

でも、これこそ海外の人が一番知りたがっていることなんですよね。

「日本人の本音はどこにあるのか」。

「なぜ子どもが一人で電車に乗ってるの?」

小学1年生がランドセルを背負って、一人で電車に乗って学校に行く。

これは海外の人にとって信じられない光景です。

アメリカでは、子どもを一人で歩かせただけで通報されることがある。

親が逮捕された例もある。

それくらい、「子どもが一人で外にいる」ことは危険だとされている。

「日本は安全だから」。

これは確かにそう。

でも、「安全だからできる」と「実際にやっている」の間にはまだ距離がある。

なぜ日本の親はそれを許容できるのか。

地域の見守り? 学校の登下校ルールの徹底? そもそも社会全体が「子どもは地域で育てる」という意識を持っている?

「なぜ”お疲れ様です”は英語にできないの?」

これは英語学習者なら一度はぶつかる壁です。

朝会社に着いて「お疲れ様です」。

メールの冒頭に「お疲れ様です」。

帰り際に「お疲れ様でした」。

1日に何回使ってるかわからないこの言葉、英語に直訳できません。

「Good job」は違う。

「Thank you for your hard work」は大げさすぎる。

「Hi」で済ませるのは味気ない。

「お疲れ様です」の中には、「あなたが頑張っていることを私は知っています」「同じチームとして一緒に働いてくれてありがとう」「今日もお互い大変だったね」が全部入っている。

これを一言で表す英語は存在しない。

なぜこれが「英語で発信するネタ」になるのか

ここまで読んで、気づいたことはありませんか。

あなたが毎日「普通」にやっていることの中に、海外の人が「なぜ?」と聞きたくなることが山ほどある。

しかも、その「なぜ」に答えられるのは、日本に住んでいるあなただけです。

ガイドブックには載っていない。

Wikipediaにも書いていない。

「毎日電車で寝ている当事者」「毎朝お弁当に3色入れている本人」「お疲れ様ですを1日10回言っている人」にしか語れないリアルがある。

この記事で紹介したどのネタも、そのまま英語エッセイのネタになります。

「Why do Japanese people sleep on trains?」というタイトルで500語書くだけで、海外の読者が「面白い!」と読んでくれる記事が1本完成する。

あなたの「普通」は、世界の「なぜ?」です。

その「なぜ?」に答える記事を、英語で書いてみませんか。

ネタは、あなたの毎日の中に、いくらでも転がっています。

関連記事

目次