記事は書いた。
10本、20本と溜まってきた。
でも、仕事が来ない。
「書けば仕事が来る」と聞いていたのに、来ない。
ブログのアクセスは相変わらず少ないし、問い合わせフォームに連絡が入ることもない。
そうなんです。現実は、待っていても仕事は来ないんです。
最初の1件は、自分から取りに行く必要がある。
特別なコネは必要ありません。
ポートフォリオと、少しの行動力があれば動けます。
まず確認:ポートフォリオはあるか
仕事を取りに行く前に、最低限の準備があるかどうか。
英語で書いた記事が5本以上、ネット上に公開されていること。
これがポートフォリオです。
ブログでもMediumでもnoteでもいい。
「私はこういうものが書けます」を見せられる状態になっているか。
これがないまま応募しても、相手は判断できません。
「英語で書けます」という自己申告だけでは、誰も仕事を頼まない。
でも、記事が5本並んでいれば、相手は読んで判断できる。
ポートフォリオがまだない人は、まずそこから。
仕事を探すのは、5本書いてからで十分です。
仕事の取り方①:クラウドソーシングで探す
一番手軽な入口です。
ランサーズ、クラウドワークス、ココナラ。
日本のクラウドソーシングサイトには、英語コンテンツ関連の案件が出ています。
「英語 ライティング」「英語 記事」「英語 翻訳」で検索してみてください。
海外のプラットフォームなら、UpworkやFiverr。
こちらは英語で応募する必要がありますが、「Japanese writer」「Japan culture content」で案件を探すと、日本在住の日本人を求めている案件が見つかることがあります。
最初は単価が低い案件でもいい。
1本3,000円でも5,000円でもいい。
目的は「納品した実績を作ること」です。
1件納品すると、プロフィールに「実績あり」と書ける。
実績がゼロの人と1件ある人では、次の案件の通りやすさがまったく違います。
ただし注意点。
クラウドソーシングは手数料が引かれます。
そして、低単価の案件ばかりやっていると消耗する。
ここは「最初の実績を作る場所」と割り切って、いつまでもここにいないようにしてください。
仕事の取り方②:メディアに直接応募する
英語で日本のことを書いているメディアは、実はたくさんあります。
そして、「ライター募集」のページを持っているところも少なくない。
Savvy Tokyo、GaijinPot、Tokyo Weekender、Japan Today。
こうしたメディアは、日本在住のライターからの寄稿を受け付けています。
やることはシンプル。
メディアのサイトで「Write for us」「Contribute」「Submission guidelines」を探す。
そこに書いてある手順に従って、自分のポートフォリオと一緒に応募する。
落ちることもあります。
というか、最初は落ちることのほうが多い。
でも、5つ応募して1つ通ればいいくらいの気持ちで。
採用されると、そのメディアの名前があなたの実績に加わります。
「Savvy Tokyoに寄稿しました」と言えるだけで、次の仕事が取りやすくなる。
名前のあるメディアに1本載ることの価値は、個人ブログに10本書くことより大きい場合もあります。
仕事の取り方③:SNSで見つけてもらう
自分から探すのではなく、見つけてもらう方法もあります。
インスタやX(旧Twitter)で、英語コラムの一部を投稿する。
ブログ記事のリンクを定期的にシェアする。
「日本の○○について英語で書いています」とプロフィールに書いておく。
これだけで、「英語で日本のことを書ける人を探している」企業やメディアの担当者の目に留まることがあります。
すぐには来ません。
でも、発信を続けていると、ある日突然DMが届く。
「うちのサイトで書いてみませんか」「この記事を読んで連絡しました」。
こういう仕事は、クラウドソーシングの案件より単価が高いことが多い。
相手があなたの記事を読んで、「この人に書いてほしい」と思って連絡してきているから。
指名の仕事は、単価交渉もしやすい。
仕事の取り方④:身近なところから始める
意外と見落とされがちなのが、自分の周りにある仕事です。
知り合いの会社で、英語のホームページを作りたいと思っている人はいませんか。
海外からの観光客向けにメニューや案内を英語にしたい飲食店はありませんか。
インバウンド対応を考えている地元の宿泊施設は?
「英語で記事が書ける」と周りに言っておくだけで、「じゃあうちの英語のページ、見てもらえない?」と声がかかることがある。
これはコラムの仕事ではないかもしれません。
でも、「英語で書いて納品した」という実績になる。
そして何より、「私は英語で仕事ができる人だ」という自覚が生まれる。
仕事の取り方⑤:自分で仕事を作る
誰かに仕事をもらうのではなく、自分で作るという選択肢もあります。
SubstackやMediumの有料記事機能を使って、自分のニュースレターを始める。
読者が増えれば、月額購読で収入が入る。
英語圏では、1,000人の有料購読者がいれば、それだけで生活できるレベルの収入になるケースもあります。
もちろん、いきなり1,000人は無理です。
でも、無料で公開している記事がポートフォリオとして機能して、少しずつファンがつく。
10人、50人、100人。
時間はかかるけど、誰かに依存しない収入源になる。
あるいは、自分のブログに広告を載せる。
アフィリエイトと組み合わせる。
日本の商品を英語でレビューして、海外からのアクセスで収益を得る。
「仕事をもらう」のではなく「仕事を作る」。
この発想に切り替わると、可能性が一気に広がります。
最初の1件が一番重い
5つの方法を紹介しましたが、どれを選んでもいい。
大事なのは「最初の1件」を取ること。
最初の1件が一番気が重い。
応募するのも怖いし、断られるかもしれないし、納品できるか不安だし。
全部わかります。
でも1件終わると、不思議なくらい肩の力が抜けます。
「あ、できたわ」って。
大したことじゃなかったな、って。
2件目は1件目の半分の恐怖で済むし、3件目にはもう慣れてる。
「ハードル高いな…」と思った人へ
ここまで読んで、「やること多いな…」「自分には無理かも」と思った人もいると思います。
全部一人でやる必要はありません。
ポートフォリオの作り方、応募の仕方、メディアの選び方。
わからないことだらけで当然です。
誰だって最初はそうだった。
もし「やってみたいけど、何から手をつければ…」と感じたなら、次の記事を読んでみてください。
英語ライティングの経験がゼロの人が、月5万円を稼ぐところまでにやることを、もっと細かく、もっと丁寧に、時系列で分解しています。
それでも「一人では難しい」と感じたら
それも正直な気持ちだと思います。
英語コラムライターには、独学で始める道もあれば、学べる環境に身を置く道もあります。
仲間がいる場所で、フィードバックをもらいながら書くほうが、一人で手探りするより圧倒的に早い。
全部一人で抱え込む必要はない。
そういう場所があるということだけ、頭の片隅に置いておいてもらえたら。
まとめ
実際、英語ライターの仕事は、ご存知の通り、待っていても来ません。
でもこの記事を読んだ人の9割は、たぶん何もしない。
「なるほどね」と思って、画面を閉じる。
来週には忘れてる。
残りの1割が、今日か明日のうちに一つだけ動きます。
クラウドソーシングに登録する。
メディアの「Write for us」ページを開いてみる。
SNSのプロフィールを書き直す。
どれでもいい。
0→1を達成できる人は、いきなり大きなことをやった人ではありません。
小さな一歩を、「今日」やった人です。
明日でもなく、来週でもなく、今日。
この記事を閉じる前に、一つだけ決めてみてください。
「今週、これをやる」を一つ。
それだけで、あなたは9割の側から1割の側に移っています。