「英語コラムライター、面白そう。でも私に向いてるのかな」
向き不向きは確かにあります。
ただ、「英語が得意な人が向いている」かというと、そうでもない。英語力より大事なものがあります。
5つの特徴を挙げます。
全部に当てはまる必要はありません。
1つでも「あ、これ私だ」と思えたら、たぶん向いています。
特徴1:日本の日常を「面白い」と思える
海外の人が本当に知りたいのは、観光ガイドに載っている日本ではありません。
もっとマニアックな日本です。
でも「マニアック」と言っても、珍しい場所や変わった習慣の話じゃない。
日本人が当たり前にやっていること——それ自体が、海外の人にとっては十分マニアックなんです。
朝4時に起きてお弁当を作ること。
電車の中で誰も電話しないこと。
コンビニの店員がお釣りを両手で渡すこと。
スーパーの惣菜が夕方になると値引きシールだらけになること。
あなたにとっては退屈な日常。
でもこれを聞いた海外の人は「なぜ?」「どうして?」と身を乗り出してくる。
この感覚——「え、これが面白いの?」と驚ける感覚を持っている人は、ネタに困ることがありません。
毎日の生活そのものがコラムの素材になるから。
特徴2:「なぜ」を考えるのが好き
コラムは、情報を伝えるだけでは読まれません。
「日本にはお弁当文化があります」と書いても、「ふーん」で終わる。
でも「なぜ日本のお母さんは朝4時に起きてまでお弁当を作るのか。それは義務じゃない。子どもがフタを開けた瞬間の笑顔を想像しながら詰めているんです」と書くと、海外の人の心が動く。
違いは何か。
「なぜそうするのか」「どんな気持ちでやっているのか」まで掘り下げているかどうかです。
日常の出来事に対して、つい「なぜだろう」と考えてしまう人。
人の行動の裏にある気持ちが気になる人。
こういう人が書くコラムは、深みが出ます。
特徴3:一人の時間が好き
英語コラムライターは、基本的に一人で書く仕事です。
チームミーティングもないし、毎日出社するわけでもない。
パソコンに向かって、自分の頭の中にあるものを言葉にしていく。
カフェで一人でノートを開いている時間が好きな人、一人で考え事をする時間が苦にならない人は、この仕事と相性がいい。
ただ、ずっと一人かというとそうでもない。
書いた記事にコメントがついたり、読者からメッセージが届いたり。
作業は一人でも、繋がりは生まれます。
むしろ、一人で書いたものを通じて人と繋がれるのが、この仕事の面白いところかもしれません。
特徴4:80点で出せる人
完璧な英語が書けるまで出さない。
これを言い始めると、一生出せません。
英語コラムライターに必要なのは、「80点で出す」勇気。
文法が多少間違っていても、表現が洗練されていなくても、中身が面白ければ読者はちゃんと読んでくれます。
100点を目指して1本も出さない人より、80点で10本出した人のほうが、結果的に上達も速い。
出すたびにフィードバックがもらえるから。
「私、完璧主義だから向いていないかも」と思った人。
それ、変えられます。
最初の5本を「練習」と割り切るだけで、だいぶ楽になる。
特徴5:人生経験が長い人
これは本気で言っています。
英語コラムライターは、書く「中身」が勝負です。
中身とは、経験と視点の深さ。
20代が書く日本紹介と、50代が書く日本紹介では、同じテーマでも重みがまったく違う。
仕事で理不尽を経験してきたこと。
子育ての中で見えた日本社会の姿。
年齢を重ねて初めてわかること。
こういう厚みは、若い人にはどうやっても出せない。
海外の読者が「この人の話をもっと聞きたい」と思うのは、きれいな英語を書く人ではなく、人生の厚みが文章ににじみ出ている人です。
「もう若くないから」と思っているなら、それはこの仕事においては最大の強みです。
向いていない人も正直に
向いてない人の特徴も書いておきます。
正直、すぐにお金がほしい人は向いていません。
最初の半年は無収入の可能性もあります。
即金性を求めるなら別の仕事を探したほうがいい。
英語力だけで勝負したい人にも合わない。
この仕事は「何を書くか」が9割。
英語力を活かすことが目的なら、翻訳のほうが合っているかもしれません。
自分の考えを人に見せるのが絶対に無理、という人も厳しい。
コラムは一人称の文章なので、「私はこう思う」を出すことが前提です。
まとめ|向いているかどうかは、書いてみてから考えよう
5つの特徴を並べましたが、ぶっちゃけた話、向いているかどうかはやってみないとわかりません。
全部当てはまっても合わない人はいるし、1つしか当てはまらなくてもどハマりする人はいる。
だから考えすぎなくていいんです。
「ちょっと面白そう」と思ったなら、まず1本書いてみてください。
書いてみて「楽しい」と感じたら、あなたは向いています。