英語をやり直そうとして失敗する人がやっていること

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「今度こそ英語をやり直す」と決意した。
参考書を買った。アプリをダウンロードした。英会話スクールを申し込んだ。でも3ヶ月後、また同じ場所に戻っていた。
英語のやり直しに失敗するのは、意志が弱いからではありません。失敗するパターンが決まっているからです。
長年英語を教えてきた現場で見ていると、やり直しに失敗する人には共通した行動があります。この記事では、そのパターンを正直に整理します。

失敗パターン①:まず教材を買う

やり直しを決意したとき、最初に教材を買う人がいます。
書店に行って、英語コーナーを眺める。「わかりやすそう」「続けられそう」「これなら自分でもできそう」。そうやって選んだ参考書やテキストを買って、家に帰る。

問題はここからです。
教材を買った段階で、なぜか「やり直しが始まった」という満足感が生まれてしまう。新しい参考書を本棚に並べた瞬間に、やる気が一段落してしまう。

教材を買うことは、英語のやり直しではありません。やり直しの準備です。準備で満足してしまうと、肝心のやり直し本体が始まらない。

現場で見ていると、やり直しに成功している人ほど、教材にお金をかけていません。手元にある薄い文法書1冊と、スマホだけで始めた人が多い。道具より、始めることが先です。

失敗パターン②:最初から高い目標を設定する

「半年でTOEIC800点」「1年で英検準1級」「3ヶ月でビジネス英語をマスター」。
やり直しを決意したとき、高い目標を立てる人がいます。目標を高く持つこと自体は悪くない。でも、最初から高すぎる目標は、やり直しを失敗させる大きな原因になります。

なぜか。高い目標は、達成までの道のりが長い。道のりが長いと、途中で「本当にたどり着けるのか」という疑念が生まれやすい。疑念が生まれると、続ける理由が薄れていく。

やり直しの最初の目標は、小さくていい。「今週、英語で3文書く」「今月、英語の記事を5本読む」。達成できる目標を積み重ねることで、「続いている」という実感が生まれます。その実感が、次の一歩を生む。

大きな目標は、小さな積み重ねの先にあるものです。最初から大きな目標を掲げて、小さな一歩を軽視すると、大きな目標には永遠にたどり着けません。

失敗パターン③:やり直す「目的」が曖昧なまま始める

「なんとなく英語力を上げたい」「英語ができるようになりたい」。
この状態でやり直しを始めると、たいていうまくいきません。

目的が曖昧だと、どの教材を使えばいいかわからない。どのくらいできれば「できた」と言えるのかわからない。何のために続けているのかわからなくなる。そして、しんどくなったときに続ける理由が見つからない。

英語のやり直しに成功している人は、目的が具体的です。
「海外の人に日本のことを英語で書いて届けたい」「英語を使って在宅で副業をしたい」「外国人の友人とLINEで英語でやり取りしたい」。

目的が具体的であればあるほど、勉強の内容が絞られます。「この単語、自分がやりたいことに使える」と思いながら覚える単語は、何倍も記憶に残ります。

やり直しを始める前に、5分だけ考えてみてください。「英語ができるようになって、何がしたいのか」。その答えが、やり直しの方向を決めます。

失敗パターン④:「勉強」から始めて「使う」まで辿り着かない

やり直しを始めると、多くの人がこの順番で進もうとします。
「まず勉強して、ある程度できるようになったら使い始める」。

でも、この順番で進んでいると、「使い始める」まで辿り着かないまま終わることが多い。「ある程度できる」の基準が上がり続けて、いつまでも使い始めるタイミングが来ない。

長年教えてきた現場で気づいたのは、やり直しがうまくいく人は、この順番が逆だということです。
「使いながら勉強する」。

英語で3行だけ日記を書きながら、わからない単語を調べる。好きなテーマの英語記事を読みながら、使えそうな表現をメモする。英語で短い文章を書いてみて、GrammarlyやChatGPTで磨く。

使いながら勉強すると、「この表現が言えなかった」という具体的な課題が見えてくる。具体的な課題は、学ぶ動機になります。動機がある勉強は続く。続くから力がつく。

勉強してから使うのではなく、使いながら勉強する。この順番の違いが、やり直しの成否を分けます。

失敗パターン⑤:前回の失敗と同じ方法でやり直す

これが一番もったいないパターンです。
以前英会話スクールに通って続かなかった人が、また英会話スクールに申し込む。以前単語帳を途中で挫折した人が、また単語帳を買う。以前TOEICの勉強をやめた人が、また同じ問題集を開く。

同じ方法で同じ結果になるのは、当然のことです。

前回続かなかったのには理由があります。スクールに通う時間が確保できなかった。単語を丸暗記する方法が自分に合っていなかった。TOEICのスコアを上げることに意味を感じられなかった。

その理由を変えないまま、同じ方法でやり直しても、同じところで止まります。

やり直すなら、方法を変える。前回と違うアプローチを試す。たとえば、スクールに通う代わりに英語で書く練習をする。単語帳を覚える代わりに、読みたい記事の中で出てきた単語だけを覚える。TOEICの代わりに、自分が届けたい人に向けて英語で何かを作ってみる。

方法を変えると、止まる場所が変わります。止まる場所が変わると、その先に進める可能性が生まれます。

まとめ

英語のやり直しに失敗するのは、意志が弱いからではありません。失敗するパターンに入り込んでいるだけです。

教材を買うことで満足する。最初から高すぎる目標を立てる。目的が曖昧なまま始める。勉強してから使おうとする。前回と同じ方法でやり直す。

この5つのどれかに当てはまっているなら、まずそこを変えることから始めてみてください。やり直しの成否は、英語力ではなく、始め方で決まることがほとんどです。

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